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2011-05-17

Minuit à Paris

今年のカンヌ映画祭オープニング作品
Minuit à Paris (原題:Midnight in Paris)
ウッディアレン監督の最新作
せっかくなので映画祭の期間中に観てきました



タイトル通りパリを舞台にした映画
それも、主人公がなんと真夜中に1920年代のパリへタイムスリップ(むしろ迷いこむ)という・・・
そして名だたる文豪や芸術家と出会うわけです
もう途中から設定がおかしくてめっちゃ笑ってしまった
ヘミングウェイにダリにピカソにフィッツジェラルドetc...
社交界の様子とか、当時の服装とか、おっ洒落な映像です
そして監督おなじみ”真顔でスルリと変なストーリー展開にもってく”オチもありつつ
すごく素敵な映画でした

パリのいろんな風景がみれます
あ、あれあそこだ!とかわかってとても楽しめました

心に訴えかけてくるようなメッセージ色の強い映画、ではもちろんなくて
テンポのよい観ていて心地よい映画です

そういえば、あたしの映画館一人デビューもウッディ作品だったなぁ
「世界中がアイラブユー」
あれは高校1年生のときで
日曜日の朝、部活の前に観にいったんだった
そして高校といえば、パリで部活仲間に再会したんです
ばったり偶然に薬局で!
卒業以来会ってなかったのに、まさかパリ、しかも薬局て!

話を戻して、邦題はミッドナイトインパリ、日本公開はまだ先なのかな
パリ好き、ウッディ好きの方はぜひお見逃しなく☆
(ご懐妊中のカーラ夫人もロダン美術館員役でちょこっと登場します)

2011-05-16

美術館の夜


La nuit des museés
ヨーロッパで毎年5月に開催される美術館の夜
昨日がそうでした

だいたい18時か19時から入場無料になります
わたしは装飾美術館のみに狙いを定め、いざ!
ちょこっと並んだけど、ほぼほぼするりと入れました
そして2時間強、たっぷり堪能
お目当ては特別展示の車たち
ではなく、1940年代から2000年代までの家具たち★
9階までのぼって、40年代から順に降りつつ観ていきました
もう直線と曲線のバランスがため息もの
生活の中で、こういうシンプルで大好きなデザインに囲まれたら・・・
嬉しくて毎日ぞくぞくしてしまいそう



素敵なことに、エスプレッソとショコラもふるまわれました
みんなショコラに群がる群がる!
フランス人は甘いものほんと好きです



そしてこれを皮切りに(?)夏のイベントが目白押しです
最近夜9時を過ぎてようやく日が暮れ出すパリ
短い夏のはじまりです
わたしの任務も残すところあと1ヶ月半
もう早センチメンタルになったりしています(笑
が、来月には苦手な通訳の仕事も・・・
ひぃぃぃってなりながらも、挑戦させてもらえる環境に感謝しつつ
最後までパワフルにがんばります!

そういえば、電話はもうすっかり苦手意識なくなりました
翻訳作業もけっこう好きです
すると通訳のあのライブのどきどき感にもいつか慣れるのかな。。。
人生日々修業ですね

2011-03-19

すっとんとん しょうがっこう

最後の小学校アトリエでした
はじめに、こどもたちから今回の東北地震について質問がありました
ニュースで見て、日本のことをとても心配してくれていました



本日のメニュー
・茶道
・紙芝居
・ウクレレ
・福笑い



みんなで輪になって床に座り、お茶のじかん
それぞれ神妙な面持ちで、お椀をまわしていました
(抹茶が入手できず、緑茶で代用したなんちゃって茶の湯です)
お茶と一緒に、こんぺいとうをふるまいました

感想を聞くと、
「この儀式、とても気持ちが落ち着いたわ」とおとなっぽいリザ
「おかしが甘かったー!」とやんちゃくれアムザ
「黄色のおかしがめちゃくちゃおいしかった・・・♥」とうっとりバスチャン
みんなそれぞれ感じるものがあったようです

いつもうるさすぎるほどパワフルなこどもたち
ちょこんと座ってお行儀よくしてるだけで、ほんとにかわいい
先生と「いいものみたねー!」ってあとで言いあってたことなんて彼らは知らないだろうけど!

そして紙芝居
「おむすびころりん」
フランス語に訳したあと、まずは同僚相手に模擬実験
いつも喜んでつきあってくれるシルヴィには感謝感謝です



こどもたちも、絵をみながら、話を聞きながら、いろんな反応でかえしてくれる
いじわるおじいさんが出てきたら、「メシャーン!(いじわるー)」
ねずみの国では「トロミニョン!(めっちゃかわいいー!)」
リアクションが新鮮でいいなーってついついわたしもセリフに感情移入
『おむすびころりん すっとんとん!』てゆうフレーズ
訳に悩み悩み、結局このままでリズムをつけて歌ったところ
覚えやすかったようで、途中から一緒に歌ってくれました

やすみじかんをはさんで、ウクレレ
最後だし時間があれば、と思って持参したウクレレ
なんと、最初のアトリエで披露した「レモンの月」、サプライズで練習しててくれたんです!
もう大感激!
みんなでいっしょに歌いました

ラスト福笑いは時間の都合でほんのちょっとしかできなかったけど・・・

そんなこんなで、12月からはじまったアトリエも幕を閉じました
はぁ・・・さみしいじゃないか
なんだかこころがぽっかり

これが最後なんだなーってしみじみしてたら、先生から来月のピクニックのお誘いが
もう一度、うまくいけば二度、彼らに会う機会がありそうです

2011-03-07

しょうがっこう   「墨」


小学校レポート続編
ついに残すところあと1回になったアトリエ
やぁっと彼らの扱いにちょっと慣れてきたところなのにな!

でもいたずら悪がきっぷりは衰えず、むしろ春の日差しと共にパワーアップ★
「ねーなめていい?墨なめていい??」
「折り紙折ってー!僕には水色で折って!!」
「わたしにはピンクで!」
「ナツーこれあげるー!」(キャラクターの輪ゴム)

誰かがしゃべっててもお構いなし
とりあえず言いたいことは言う!言わなきゃ!ていう
ある一定のガヤガヤに達したところで、先生の雷がドカン★と落ちます
(美人なのも手伝って、すごい迫力です)
たまに隣のクラスの先生の雷も聞こえてきます


そしてお習字のアトリエでは、漢字をしました
まず漢字のぬりえのようなもので試し書き
そして、カラフルな薄い紙に好きな漢字を書いてもらう
一字でも二字でもOK!組み合わせの意味が変でもOK!
でも意外にちゃんと正確なことばだったりしていました
わたした漢字は 日 月 山 谷 林 人
日が目になってしまって、「間違えちゃったー」てべそをかく子もいたけど
「すごいねー新発見!それもひとつの漢字だよ」って



アトリエの大半をしめたお習字、気にいってもらえたようです
それにしても・・・
どうしてこんなにも手が墨でまっくろなんだろう・・・と毎回首をかしげて学校を出るんですが
こどもたちもまっくろ、わたしもまっくろ
いたずらで歯までまっくろな子もいました 笑
そんなこんなで爪のあいだの黒いのが常に残ったまま!

最終回には紙芝居などを予定していて、家で練習中・・・
おじいさんとおばあさんの声がなかなか難しいんですよー

でも次で最後なんて、なんかさみしいなぁ

Dior, Eiffel,,,

週末のはなし

ボンマルシェにてDior展を観てきました★
小さいながら、ミラーを効果的に使った展示で楽しかったです



今期のDior香水のCM、ナタリー・ポートマンが美しい!
現在フランスで公開中『BLACK SWAN』の演技も素晴らしく美しかったです
バレエダンサー役の不安な心理描写も見事でした
心理サスペンス映画、でもダンスでも魅せられる映画
しっかり作りこんであって、観ごたえあります!



そしてボンマルシェのグルメ館、グランデピスリーでは試食祭り
フランスの各メーカーにまじり、日本からは大塚製薬のソイジョイ、京都のマールブランシュが!
ジャポンブームなんでしょうか
「わたし大豆きらいだわー」ってフランス人マダムたちがゆっていたけれど
(わたしも個人的にはソイジョイよりカロリーメイトの方が好き)

そして第一日曜は毎月恒例の無料デイ
今日はケ・ブランリー美術館へふらりとバスの旅
アジア・アフリカ・アメリカ・オセアニアの、つまり西欧以外の文化展示の美術館です
中の照明がうすぐらくて、とにかく目がしんどかった!
会社でもまっくらな中、パソコン画面の光がぼうっとついている状態で仕事をする同僚たち
すぐに電気をつけたがるわたし
そしてすぐに窓を開けたがるわたし
・・・
小さな小さな文化や構造の違いはいたるところで見受けられます 笑

ケ・ブランリー、織物やアクセサリーが素敵でした
目をしょぼしょぼさせながらでしたが、なかなかおもしろいミュゼでした
そして美術館を出て振り返ると、愛しいあの方がお出まし・・・



エッフェルさん!
あったかくなったら、ふもとでピクニックしたいです

2011-02-20

マルモッタン



雨の土曜日
朝一番でお見送りのあと、またもやぎりぎり終了直前のモネ展へ
今度はマルモッタン美術館

こんなに降るとはおもわず傘を持ってこなかった
列に並んでたら、うしろの老夫婦が傘にいれてくれた
「日本に行ったことあるのよ」
「もう15年前のこと。それはそれは素晴らしかったわ」
「秋だったから、もし次があればぜひ春に行きたい」って
帽子の似合う素敵なご夫婦でした

この美術館では、やわらかな光のなかでモネの作品をみることができます
建物も素敵で、床は石だったり木だったり、手入れもよくいきとどいてます
ところどころにモネの言葉が展示してあって、その言葉たちも心地よい

一目みた瞬間、その前から動けなくなってしまった一枚の絵
〝Londres. Le Parlement. Reflets sur la Tamise.”
(ロンドン。国会議事堂。テムズ川の光の反射。)

水面が光り輝いて、空はうすく雲が散らばって、その瞬間をわたしも知ってる、これ知ってる!すごい!
夕暮れ時のほんの一瞬に訪れるあの時間なのか
あるいは朝、太陽がのぼりはじめるあの時間なのか
どちらなのか、またもっと別の時間帯なのかはじっと見つめたけれどわからなかった
上の絵ですが、絵ハガキだとやっぱりまったく別物・・・
ぜひ生でみていただきたい!

展示をぐるっとみて、また最後その部屋に戻ってきてしばらくぼーっと対峙していた
”イギリスの田舎じゃなく、とにかくロンドンが大好きだ”
モチーフと光を求めて旅をしたモネ
晩年の絵は赤茶色が多く、怨念めいたなにかさえ漂ってきそうだった

実はこのモネ展とグランパレのモネ展は開催期間がかぶってました
つまり同じ絵は一枚もないということ
(同じシリーズやモチーフの絵はありますが)
どちらもほんとうにとてもとても素晴らしい展示だった

なんの縁なのか、後期の大学院の研究テーマは「ゾラとモネ」
教授からは、オルセーとマルモッタンに何度も足を運ぶようにといわれている
なんとも嬉しい課題
同時になんとも深すぎるテーマ・・・
はて、無事レポートが提出できるのでしょうか
ドッキリしています

2011-01-24

寒空とモネ


モネ大回顧展@グランパレ
空模様や用事などでのばしのばししているうちに迫る終了日
はっ、ついに明日までじゃないか!
これはいかんとカレーライスで腹ごしらえし、いざパリへ

着くとうわさ通り長い列
15分ほど並んでお目見えした看板、なんと
”待ち時間、ここから5時間”
5時間!???
「冗談に決まってるさ、確かめてみようぜー!」
「すいません、5時間ってまさかですよねぇ(笑)?」
「いえ、5時間です」ときっぱり係員
「5時間って、今から待って夜の7時ですよ?ほんとに?」
「はい、そのくらいかかります」
「ありえない。19時入場で見終わって21時、家に帰ったら23時じゃない!!」
「まったくありえないね、帰ろうぜ」

と後ろのフランス人カップルは帰っていきました
が、ここは関西人、もといパリ郊外民、そんな簡単に諦められん!
ということで、(けどまさか5時間てことはないやろーと)並んでみることに
結果、3時間半★待ちでした
ほんっとに寒かったです
万全の防寒で行ったけれども、雨が降ったり地面からの冷え込みが激しく
よく待った、あたし!
えらいぞ、あたし!
途中、ビタミンC補給にと、みかんが配られました(笑

会場は、年代を追ってのモネの展示
もう、新鮮な感動と発見の連続!
待ったかいがあるというもの
圧巻です!
同じ風景でも、角度や時間の異なる作品を世界中から集めて比較展示してあります
モネが描きたかったもの、捉えたかった世界が流れ込んできて、胸がいっぱいに
モネこんなのも描いてたんやねぇ、と絵に語りかけてしまうほど
絵具を丁寧にのせてある、初期の作風がとても好きです
ジュテーム、モネ♡❤
メトロポリタン美術館所蔵の作品たちがあまりに素敵で、それだけでNYに行きたくなりました

会場を出ると真っ暗闇の中、なおも並び続けている列
モネ、すごいなー
でもみんな観ときたいよね
世界中に散らばった絵たちを一堂に観れるんだもの
きっと願ったってこんな機会そうそうない


こんなに後世の人々にも愛され続けてるって、本人は空からみて知ってるんだろうか
はなればなれだった絵たちも、束の間の再会を喜んだんだろうか
帰りのRERは、そんなことばかり考えながらあっという間だった
ほんとに観れてよかった
感無量でございマス

2011-01-02

あけましてルーブル

あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします



今日は第一日曜日
毎月恒例の無料美術館デーということで、朝いちばんでルーブル美術館へ
着いたらすでにぐるりと長い行列
待ち時間45分くらいですと言われたものの、20分ほどで入館

あいかわらず近寄れないモナリザ・・・
みんな”一目観ておききたい”作品は同じようで、有名な作品には圧倒的な人だかり
それ以外は、朝のせいかがらんとしていて、静かでおだやかな空間
ルーブルで自分の足音しか聞こえないというまさかの贅沢

ここの床の模様はそれぞれに違い、天井もまた違います
今回はそれがメインだったので、思う存分上や下をみて歩いてみた
美術館は日本にも世界にもたくさんあれど、古くからの職人パワーやエスプリのここまで結集したものはそうそうないんじゃないかとおもいます

このルーブル美術館の建物自体がとても素敵なのでした
新年初ミュゼ、堪能しました!

あしたからまた仕事スタートです
さっそく日本語授業アシスタントもあるので、しっかり体調を整えて臨みたいです!

Bonne anée!

2010-12-06

musée du dimanche

第一日曜日は多くの美術館が入場無料となります
いい国ですね~ビバ★フランス!
来年6月までの私の手帳、第一日曜の欄にはしっかり"musée"と書きこんであります

先月はオランジュリー美術館へ



雨がさぶさぶと降る、とても寒い日で
まっしろな建物の中、自然の光のなかでモネの睡蓮の絵に囲まれる
モネの部屋も相変わらず素敵ながら、ルソーの絵の前から動けない私
ぼーっとしていたら絵にすいこまれていきそうな、なんともいえない魔力にあふれている
私のプロフィールにはり付けてある絵の子
草の中からにょきっと足の生えた、おっさんみたいな顔をした赤い服のこども
服も変だし、抱えた人形も謎
でも色合いとか、空気感がなんともいえず好きです


そして今日はオルセー美術館へ



写真撮影が禁止になっていました
(いつからなんだろう?)
フランソワ・ポンポンのしろくまくんの彫刻も健在で、さっそくベンチに座って観察
すべらかな背中の曲線とうっすらあいたアーモンド形の目が大好きです
私がポンポンさんと結婚したら、ナツ・ポンポンってすごい楽しそうな名前だなって
どうでもいい妄想が膨らんでゆく
ひととおりみて、天井が素敵なレストランでひとやすみ
最後ゴッホにひさしぶりのごあいさつを


さて、最近のVal d'Europeの様子



雪がけっこうつもりました
マイナス6℃からはじまる日々なんて、人生ではじめてかもしれない
でも想像していたよりふつうに暮らしてゆけるものなんだと新発見
天気予報の数字をみても、さほど驚かなくなりました
マイナスかーそっかーって
いつもどうりうろうろしていたら、見事に足の指たちに霜焼けができてしまいました
いたがゆいのデス

2010-11-13

天井はシャガール



人生初!

オペラガルニエでのバレエ鑑賞
シャガールの天井をみにきたことはあれど、演目鑑賞の機会が訪れようとは!
人生は、なにが起こるかわかりません
あなたの人生も、いつどこにびっくりサプライズが潜んでいるやしれません
ちなみにこの「空からレモン」は、棚からぼたもちをだいぶ文字ったタイトルで
まさかこんなことが起ころうとは!ラッキー!というポジティブなニュアンスです
友達に、なんてふざけたタイトル!!て叱責されたこともあったっけなぁ・・・

さておきバレエ
今日はハンブルグバレエ公演「Parsifal」でした
ワーグナー作曲のParsifalに着想を得た、振付師ジョン・ノマイヤーの振り付け
残念ながらバレエの素養はまったくないので、私のとっても陳腐な感想になりますが
とにかく最初から最後までモダンでした
空間の使い方、光の効果、魅せ方とかが、とても現代劇っぽい
アヴィニョンでちょこっとかじったテアトルの授業をおもいだした
早く歩く人、ゆっくりな人、止まったままの人、かき乱す人・・・
そしてダンサーたちの衣装も、とてもシンプル
古典的なバレエとはそれこそまったく異なる世界
最上階のバルコニー席から、シャガールと、天井を囲う彫刻のひとたちと一緒に眺めてました

はぁ・・・ダンサーたちの美しいこと
なんてしなやかにうごくからだ



終わって、生ガキ食べて帰りました
こちらの味もまた美しく・・・

美しきことはよきことかな