2011-05-23

カテドラルとタミル



パリから電車で1時間ちょっと、シャルトルにいってきました
カテドラルをみよう!と友人とパリで待ち合わせ

RERからメトロに乗り換える時点で、なんか変だなとおもってたんです
メトロの車内も、やたらひとが多い・・・日曜の朝なのに
モンパルナスで地方列車に乗り換えようとホームを降りて、さらに首をひねる
サリーを着たりと正装したインド人だらけ!

みんな地方列車のホームへ向かって大移動
なんか夢を見てるような気分でまぎれて一緒に移動・・・
あれ、乗る電車も一緒だぞ?
そして、シャルトルでいっせいにみんな降りました
明らかにあたしたちの方が浮いてる
もしかしてここはヨーロッパじゃないのかい?てゆうくらい、インド人だらけ

オフィスドツーリズムで、「今日はTamoulsの巡礼ミサがあるのよ」と言われ納得
カテドラルの中も、パイプオルガンではなくインドの民族音楽が響きます
友人と、あまりの異国っぷりにもう笑うしかない

普段、電車でもすれ違う道でも、様々な肌の色の人がいる
肌の色だけでなく、顔つきもそれぞれにまるっきり違う
アジアもアフリカも中東も東欧も、ほんとうに見事に入り混じってる
日本だとこれは考えられない
もし日本にこんな日が来たら、きっとみんなすごくびっくりして、恐怖すら感じるかもしれない
単一民族と多民族
どちらがいいともいえないけれど、国によってこんなに違う
ほんと、こんなにも違うんだよなぁと改めて外国にいることを認識した出来事でした

2011-05-19

歩け歩け

最近夜の10時にようやく暗くなるので、なんだかリズムが狂う
なので、ごはんを食べたあとはさんぽにでかけます
町をぐるっと1周



日が出ている時間が長いと、夕方以降空気がとてもあたたかい
みんなすでに夏の装い
サングラス、ぴらっとしたワンピースにサンダル
こんがり焼けたヘルシーな肌
メリーゴーランドも屋外の広場にやってきたし
さまざまな国の言葉がそこらじゅうで飛び交ってるし
レストランではテラス席がばーんと張り出して大盛況だし
もうバカンスの雰囲気がむんむんです

そんな町を眺めながら、ただ歩く
かばんも財布も音楽も何も持たず、すたすたと
煮詰まっていても、こうして歩くといつのまにか気持ちがほぐれてる
スタスタスタスータスタスター♪

2011-05-17

Minuit à Paris

今年のカンヌ映画祭オープニング作品
Minuit à Paris (原題:Midnight in Paris)
ウッディアレン監督の最新作
せっかくなので映画祭の期間中に観てきました



タイトル通りパリを舞台にした映画
それも、主人公がなんと真夜中に1920年代のパリへタイムスリップ(むしろ迷いこむ)という・・・
そして名だたる文豪や芸術家と出会うわけです
もう途中から設定がおかしくてめっちゃ笑ってしまった
ヘミングウェイにダリにピカソにフィッツジェラルドetc...
社交界の様子とか、当時の服装とか、おっ洒落な映像です
そして監督おなじみ”真顔でスルリと変なストーリー展開にもってく”オチもありつつ
すごく素敵な映画でした

パリのいろんな風景がみれます
あ、あれあそこだ!とかわかってとても楽しめました

心に訴えかけてくるようなメッセージ色の強い映画、ではもちろんなくて
テンポのよい観ていて心地よい映画です

そういえば、あたしの映画館一人デビューもウッディ作品だったなぁ
「世界中がアイラブユー」
あれは高校1年生のときで
日曜日の朝、部活の前に観にいったんだった
そして高校といえば、パリで部活仲間に再会したんです
ばったり偶然に薬局で!
卒業以来会ってなかったのに、まさかパリ、しかも薬局て!

話を戻して、邦題はミッドナイトインパリ、日本公開はまだ先なのかな
パリ好き、ウッディ好きの方はぜひお見逃しなく☆
(ご懐妊中のカーラ夫人もロダン美術館員役でちょこっと登場します)

2011-05-16

美術館の夜


La nuit des museés
ヨーロッパで毎年5月に開催される美術館の夜
昨日がそうでした

だいたい18時か19時から入場無料になります
わたしは装飾美術館のみに狙いを定め、いざ!
ちょこっと並んだけど、ほぼほぼするりと入れました
そして2時間強、たっぷり堪能
お目当ては特別展示の車たち
ではなく、1940年代から2000年代までの家具たち★
9階までのぼって、40年代から順に降りつつ観ていきました
もう直線と曲線のバランスがため息もの
生活の中で、こういうシンプルで大好きなデザインに囲まれたら・・・
嬉しくて毎日ぞくぞくしてしまいそう



素敵なことに、エスプレッソとショコラもふるまわれました
みんなショコラに群がる群がる!
フランス人は甘いものほんと好きです



そしてこれを皮切りに(?)夏のイベントが目白押しです
最近夜9時を過ぎてようやく日が暮れ出すパリ
短い夏のはじまりです
わたしの任務も残すところあと1ヶ月半
もう早センチメンタルになったりしています(笑
が、来月には苦手な通訳の仕事も・・・
ひぃぃぃってなりながらも、挑戦させてもらえる環境に感謝しつつ
最後までパワフルにがんばります!

そういえば、電話はもうすっかり苦手意識なくなりました
翻訳作業もけっこう好きです
すると通訳のあのライブのどきどき感にもいつか慣れるのかな。。。
人生日々修業ですね

2011-04-30

マルシェのおやじさん



毎週末のお決まりマルシェ
旅に出ていたので、2週間ぶりでした

今日はウイキョウとリュバーブにホワイトアスパラ
ズッキーニ、きゅうりナス玉ねぎにんじんじゃがいも・・・フルーツ!
帰りのリュックはふくれあがりぱんぱん
変てこりんな野菜に手をだしてしまうのは脈々と受け継がれた血筋らしく

マルシェでは鼻歌のおやじさんにあたれーあたれーといつも念力
笑顔で接客できるひともいれば、ぶすっとしたままのひともいるんです
同じ買うのでも、あたった店員でぜんぜん気分が違う
今日はラッキーなことに鼻歌おやじでした

おつりを待っていると、なぜかアルミホイルを切りだすおやじさん
鼻歌まじりにくるくるっとミュゲの花を束ねて「おまけだよ」ってくれました
そっかーあしたメーデーなんだ!
フランスではメーデーに、ミュゲ(すずらん)を1年の幸運を願って大切なひとに送る風習があります
このマルシェ、同じテントに週1で通いつづけ3ヵ月目にようやく顔を覚えてもらったという
人気のテントはぐるっと台を取り囲むように行列ができます
このテントもいつもひとだかり
行列に並びながら、順番がくるまで何を買おうかひたすら品定めしています



あと何回これるのかなーってつい指折り数えてしまう
はぁ、マルシェとも離れがたい・・・
日本の商店街も好きだけど、色とりどりの野菜がぶわっとならぶこのかんじはやっぱりフランスに軍配
最初はわざわざパリまで出てくるのもちょっと面倒だったけど
もしマルシェがなかったら、フランスの魅力はぐっと半減するでしょう(わたしにとって)
お気に入りのテントと出会えてよかった

さて、リュバーブはりんごと煮てジャムになりました!
酸味がきいた、春っぽい風味
プレーンヨーグルト、しばらくはこのジャムが相棒になりそうです

2011-04-25

旅のもぐもぐ ノルマンディー

春の旅 第2弾



週末、先生のノルマンディーの別荘へお邪魔してきました
文字通り海と向かい合う家
見渡す限り、海と空と、そして並行に続く海岸線だけ
夜はまっくらな視界いっぱいに広がる星
自然の豊かなノルマンディーを実感した旅でした

洋ナシのシードルをお供にBBQ、マルシェに行ったり、牡蠣の殻のむき方を伝授してもらったり・・・
おまけにご友人のお城で復活祭にまつわるメニュー(美味!)をご馳走になったり!
もぐもぐしっぱなしでした

そして歴史的上陸作戦の跡地へも連れて行ってもらいました
ノルマンディー上陸作戦が行われたPointe du Hocでは、もう夏のようなカラリとした熱気
ドイツ軍が使っていた要塞もそのまま残っていた
地面がぼこりと掘られ、そこから攻撃していたという穴もそのまま



アメリカ兵士の墓地には、プライベートライアンで観た通り、しずかにまっしろな石碑が並んでいて
その数9000を超える
その風景があまりに穏やかできれいで、なんともやりきれない気持ちになる
記念館にも様々な資料が展示されていて、戦争のむごさを物語る
一体何のための戦争なんだろう・・・

自由に生きることもままならなかった時代があったこと
もう二度と繰り返さないように
忘れないために、思いだすために、立ち止まって考えるために
こうして残ってる

それにしてもよく晴れた週末
南仏より暑かったくらい
行きの電車は乗車率3倍の満員御礼
見事ぎゅうぎゅうで立ったまま!
でもバカンスへ旅発つせいか、みんな嬉しそうで車内に混乱もなく
「わたしのひじ掛けにもたれてもいいわよ」とお洒落マダムから声をかけられたり
南とはまた違った雰囲気のノルマンディーなのでした
のんびりした町と美味しいものたちに、すっかり心奪われてしまいました

Grand merci à JF et son mari!

2011-04-22

ふたりのガブリエル



今回の南仏旅でのいちばん思い出深い出会い
ふたりのガブリエル母さん

ひとりはカヌーをくるまの上にのせてぶんぶん運転してきた野性派(いびきもすごい)
もうひとりはとてもゆるやかな、まるで熊さんみたいな静かなひと

野性ガブは英語もフランス語も話すから、コミュニケーションがとりやすい
おっとりガブは英語がほんのちょろっと、フランス語はからっきしだめ

あ、ちなみにふたりともドイツ人

なぜかわたしはおっとりガブと波長があって、ともにシャガール美術館に行きました
オーディオガイドを聴きながらじっとたたずむガブ
わたしは途中からオーディオが面倒になってしまって、絵の前をゆらゆら
ショートムービーも観たんだけど、いつのまにかぐーぐー寝てた

交わす言葉はおたがい不自由な英語
だからか無言のままでいる時間も多くて
でも、穏やかに過ぎる時間がとても心地よかった
ほんとに熊さんみたい


この写真、朝のワンシーン
おっとりガブ母さん、初めての南仏だったんだって