2010-11-30

OFII出頭

滞在許可手続きに、OFII事務所へいってきました
最高気温もマイナスの極寒の中、30分ほど入り口で待たされ
映画の特殊効果のように、ほんとにつま先からぱりぱりと凍り固まってしまうかと!

ここセーヌ・エ・マルヌ県に住んでるひとたちは、サンドゥニ県での手続きになります
地図を見ながら、パリからバスを3本乗り継いでたどり着きました
(もっと簡単な行き方もあると思いますが、寒い中迷いながら歩きたくなくて★)

健康診断(視力、肺レントゲン写真、問診がそれぞれ分かれている)のあと、
書類の確認がありました
そして、目の前でパスポートにシールがペロンと貼られ、手続き完了!
滞在時間は約4時間(ほとんど待ち時間です)

一緒に待っていた中国人の女の子
何度も何度も時計を見ては、その度「はぁーーーー」と大きなため息
わかるよー、ああ、わかるとも!
Min(Avignon在住の中国人の友達)にとてもよく似ていて、思わず話しかける
なぜだか中華料理と日本のトイレの話で盛り上がり、待つのもそんなに苦じゃなかったです

これで晴れて、正式に滞在が認められた身分となりました!
はぁーーーー嬉しいぞっと!


★今回の書類手続の流れ★

10/5  居住証明の送付
10/15 上書類の受領証明が届く
11/15 召喚状が届く
11/30 OFII出頭 許可証発行

2010-11-28

初雪



24日、今月の兵庫県ミッションを締めくくる、HIA西田さんのESIGETEL視察がありました

前日に練習した日本語でのあいさつなどを生徒たちが披露
みんなちょっと恥ずかしそう・・・笑
授業内と正式に話す場面ではまた違うから、きっといい経験になったとおもいます

そして校長をはじめ学校スタッフとの昼食会
その後、SM県の財産であるフォンテーヌブロー城を見学
最後はムランにてSMDの代表EUDE氏との面会

議題にのぼるのは20周年の区切りについてと、今後の更なる関係発展を目指しての意見交換
20年、人間だと立派な成人です
改めてその年月の重みや、これまでのいろんな過程の上に、今自分がここにいることを実感
私も次につながなくては!

*********
嬉しいことにフォンテーヌブロー城、私もオマケで見学させてもらいました!
一言で言ってしまうと、テーマがない・つかみどころのないお城なんだそうです
部屋ごとにコンセプトが違ったり、各天井ごとに違う模様だったりします
お部屋の煌びやかさとは対照的に、ナポレオンの浴室がシンプルでとても素敵でした
お風呂が大好きで、浴槽につかりながら会議などもしていたそう
・・・なんとも面白い皇帝です

これがその浴室


そして金曜日、朝カーテンをあけると、白く積もっていました
初雪です!



私は見事に風邪をひき、ひたすら眠りをむさぼった週末
ミッションが無事終了して、たぶん気が抜けたんだとおもいます
そしてミッションを終えたとたん、なんだかちょっぴりさみしかったり・・・

また日々の業務にしっかり励みたいとおもいます!

2010-11-24

フランス人は数字がお好き

日本語のアシスタントに通う学校ESIGETELにて、これまた兵庫県ミッションがありました

23日は兵庫県に研修生として派遣されるプログラムの説明会
私は兵庫県のプレゼンを担当
前日、SylvieとIngridに模擬プレゼンをしてみた
質問が飛び交っておもしろかった
数字での比較に興味しんしんな様子
「フランス人は数字が好き」という助言のもと追加してみたのです。なるほど確かに★
そしてどうしても紹介したかった淡路島の玉ねぎとウニ
世界一美味しい産地といっても過言ではない!とおもう!


当日、私のプレゼンもつつがなく終わり、昼食タイム
ESIGETELの同じ敷地に、料理からサービスまで一貫して学ぶ学校があります
生徒たちの実践の場としての小さなレストラン(食堂)があり、わたしたちはいわばお客の役です!

【本日のムニュちょっと特別編】
アントレ:サーモンのパテ
プラ:鴨とりんごのコンポート
デセール:タルトオザマンド

デセールがひさしぶりにヒットでした
優しい甘さのタルト、なんとも大きな4分の1カット
おいしくってフォークがすすみ、んー満腹♪♪あっさり完食です★

後、インターナショナルウィーク中につき、臨時カフェブースのお手伝い
こうゆうカフェっぽい仕事、好きです
それにしても何皿も用意した大量のお菓子が一瞬にして消えさった・・・!!
ひとかけらも残らないってすごい!




そして午後は1年生の授業
先週からの続きで、カタカナを私が教えているのです
生徒は総勢17人、なかなか手ごわい
なんせおしゃべりとよそ見が大好きなお年頃・・・
そして、
「見てくださーい!」と手をあげると、同じように手をあげて「見てくださーい」とマネをしだす
みんなそれぞれ個性的で、イタズラ具合もまぁかわいいんだけど・・・
私はパワーを使いきって、授業が終わるころにはもうへろへろなのである
帰りの電車で、先生から「ね、なかなか大変でしょ!」って笑われてます

2010-11-20

le Gouverneur IDO



私の初・兵庫県ミッションデーでした

井戸知事御一行がセーヌ・エ・マルヌ県に来られました
ブラジルへの旅程、トランジットを兼ねてのわずかな滞在

ですが、この日のために着任早々から多方面で動いて準備をしていたのです!
結局最終ぎりぎりまでかかって、なんとか整った!というかんじでしたが・・・
でも無事スケジュールをすべてこなすことができました
ほっ

SM県でのスケジュールはというと
シャトーフェリエール城でのSM県下企業も招待しての昼食会(←←ちょこちょこ通訳お手伝い)
Val d'Europeの開発プロジェクトのプレゼンテーション
CDG空港での起業間もない企業を支援するプログラムの説明
先端医療(レーザー)の会社概要プレゼン(←←私が翻訳・通訳担当!)
CDGオフィスエリア見学
空港付近での夕食後お見送り




来年兵庫県とSM県が交流20周年を迎えるので、それに関するお話でも盛り上がっていました
こうやって異国の地域同士がお互いを知って仲良くなる姿を間近でみれるのは、この仕事の醍醐味


それにつけても通訳って・・・むずかしいいいいいい!!!
翻訳なら一度訳してみていったん離れて冷静になる時間がもてるけれど
通訳は生でライブでリアルタイム
がん治療のためのレーザーシステムに関する通訳の間、ほんとに生きた心地がしませんでした
でもとてもよい経験になりました

ちなみに、私は朝から胃腸が不調というハプニング
途中コーラでごまかしたり、結局薬を買いに走ったり・・・笑
前日に食べたイカフライのせいかも
はたまたストレスでナイーブになってたのかも
でも生きた心地のしない通訳中に、気がつけば治ってました
人間ってよくできてます

20周年を機に、今後はさらに経済的な交流の充実を!ということで
遠くない再会を誓って、固く握手を交わした兵庫県とSM県
わずかな時間ながら、両県にとって意義のある訪問となったとおもいます

2010-11-13

天井はシャガール



人生初!

オペラガルニエでのバレエ鑑賞
シャガールの天井をみにきたことはあれど、演目鑑賞の機会が訪れようとは!
人生は、なにが起こるかわかりません
あなたの人生も、いつどこにびっくりサプライズが潜んでいるやしれません
ちなみにこの「空からレモン」は、棚からぼたもちをだいぶ文字ったタイトルで
まさかこんなことが起ころうとは!ラッキー!というポジティブなニュアンスです
友達に、なんてふざけたタイトル!!て叱責されたこともあったっけなぁ・・・

さておきバレエ
今日はハンブルグバレエ公演「Parsifal」でした
ワーグナー作曲のParsifalに着想を得た、振付師ジョン・ノマイヤーの振り付け
残念ながらバレエの素養はまったくないので、私のとっても陳腐な感想になりますが
とにかく最初から最後までモダンでした
空間の使い方、光の効果、魅せ方とかが、とても現代劇っぽい
アヴィニョンでちょこっとかじったテアトルの授業をおもいだした
早く歩く人、ゆっくりな人、止まったままの人、かき乱す人・・・
そしてダンサーたちの衣装も、とてもシンプル
古典的なバレエとはそれこそまったく異なる世界
最上階のバルコニー席から、シャガールと、天井を囲う彫刻のひとたちと一緒に眺めてました

はぁ・・・ダンサーたちの美しいこと
なんてしなやかにうごくからだ



終わって、生ガキ食べて帰りました
こちらの味もまた美しく・・・

美しきことはよきことかな

2010-11-12

le mois des pluies

フランス 呪いの11月


土、日、月、火、水、木・・・金
暗い雨の日が続いています
がっかりなことに傘が壊れ、壊れた傘でしのぐ日々
それにしてもフランス人、ほとんど傘をさしません
Ingridいわく「傘ってややこしいから嫌い!」なんだそうです

今日はひさしぶりに曇りで朝から嬉しかった
雨が降るだけで寒さが倍増するから、降ってないだけですごく嬉しい
と思っていたら、お昼前からまたも雨
さすが呪いの11月
うすぼんやりした冴えない空がのぞく

ちなみに今日は事務所のみなさん有給休暇
木曜が祝日だと、金曜はたいてい休みにしてしまうという、まさに
ビバ★フランス!!
でも、私は来週に必要な翻訳がたまっているのでザ・出勤でした
(家だとできないタイプなので・・・!)

そして、あしたからの週末も雨模様だそう
私、晴れ女なのになぁ
来週と再来週、ミッションデーには晴れ女パワーを発揮できますように!

2010-11-07

芸術の秋・・・(冬?)



シャトレ劇場にてオーケストラコンサート!
だとおもって行ったら、音楽講義とでもいいましょうか
ストラヴィンスキーの「火の鳥」のシーンを切り取り説明、後、オケの演奏

もともとバレエのために作られた曲で、そのシーンごとに火の鳥の足音や、風が吹く音など、説明されてから聴くと確かにそんな風に響いてくる
同じパターンで音階が変わったり、アクセントの場所が変わったり、細かいところまで実技が入ります

こどもも多くて、かなりわかりやすく楽しく講義をしてくれたので、その恩恵は私にも!
いや、むしろこれはこどものための音楽講義だったんだと後から気付きました
フランスのこどもは小さい頃からこうゆう本物に触れて育つんだなー

途中みんなで一緒に歌ったり
「C'est le méchant Kachtcheï!」って
オケの演奏に合わせて、なんて贅沢な!
ピアノも指揮者の隣でソロではなく、ハープの隣でオーケストラとともに奏でるのも特徴なんだそう

欲を言えば、最後に全部通して演奏してほしかった
けど、こんなに盛りだくさんで8ユーロだったので、十分満足です!
忘れないうちにバレエの火の鳥、ぜひぜひ観たいです

2010-11-05

L'automne brûle.



燃ゆる秋

木々の葉が見事に色づいています

目にとびこんでくるその赤や黄の色の濃さに、はっと息をのんでしまう

写真は先週末訪れた、このセーヌ・エ・マルヌ県内のMEAUXという小さな町

ブリ・ド・モーというフロマージュが名産とのことで

お味見をさせてもらい、少しだけお持ち帰り

カマンベールのもっとずっとあっさりした味で、素朴なおいしさです




さて!!ちゃんとお仕事のはなしも!!

いつも食べ物ネタばかりな気が・・・平日はしっかり仕事に従事しておりますのでご安心ください★

今月中旬にセーヌ・エ・マルヌ県から兵庫県への派遣プログラムの説明会があります

場所は毎週火曜に日本語アシスタントとして通うESIGETEL

来年の夏、3ヶ月間企業研修生として兵庫県で受け入れるというプログラム

私は兵庫県のプレゼンを担当します

魅力をしっかり伝えるためにいろいろ調べていて

自分の知っている兵庫県がほんの一部でしかないことに改めて気付かされます

地元のことなら任せろ!!ですが・・・

それにしても広いなぁ、海がふたつもあって、世界遺産もあって、おいしいものもたくさん!!

はばたんの紹介もした方がいいのかなぁ?とか、プレゼン15分間に何を入れようか悩みます



そしてその他には翻訳作業もろもろ、来春のアトリエジャポン計画などが進行中です



あっという間に1ヶ月過ぎていました

光陰矢のごとし★★★

もちろんうまくいくことばかりじゃなく、どよよんと落ち込む日もたくさんある

でもいろんな仕事や、体験、食、文化、気持ちをとにかく味わうことで自分の栄養にしていきたい

28歳でこうやってここにいることの意義をちゃんと自分の中で感じとりたい

そんな風に強くおもう11月初頭、サマータイムも終わり、いよいよ冬!

2010-11-02

おいしいもの探し 2

こちらフランスは3連休
イルドフランス地方はおだやかなお天気で過ぎてゆきました

最近、RERとの相性が良くないのか、
急に動かなくなったり、電車が来なかったり、途中の駅で降ろされたり・・・
今日はあろうことかVincennesで降ろされ、乗客みんなでメトロの駅まで5分ほど民族大移動
「ついってったらメトロの駅まで行けますか?」
と隣のマダムに聞いたところ
「私もわからないけど、とりあえずついてってみましょ」
・・・てきとう(笑)

でも、これのおかげで道すがらシャトーヴァンセンヌを観ることができた
おまけに天気も良かったから、まーいっか

ってよくない!!
結局待ちあわせに40分遅れて到着
「Mais, c'est pas ma faute!(私のせいじゃないもん!)」と言うとフランスっぽいけど
とにかく平謝り

そして念願のPause Caféへ
ほんとにこれがカフェ飯なの!?ってくらい、美味しかった★

以下写真です

まぐろのロースト 野菜のグリルと生姜のコンフィ添え




サーロインステーキバジルとにんにくのソース ポテトの付け合わせ




どちらもソースが美味しくて、しあわせランチでした
見た目も鮮やかで、食べるのが楽しくなってしまう


趣味もかねた、この「おいしいもの探しシリーズ」は続きます

さ、明日からまた頑張りまーす!