2010-12-29

よいお年を



さて、お仕事のはなしにも触れておかないと・・・!

今月のSMDでは、インターナショナルフォーラムに参加した以外は、事務所勤がメインでした
SMDの新しいHPの日本語Verのページをつくるべく、その翻訳にあたっていました
翻訳をしながら、発見が多々あり、
私が普段みている部分はほんの一部にすぎないんだなーっておもいます

変な日本語の表現に迷い込んでぶつぶつ言うたびに、「大丈夫!?どうしたの!」と上司の声
28年もその中で生きてきたのに、ぱっとふさわしい表現が浮かばないことも少なからず・・・
本だってさんざん読んでるのに
こういうとき、言語はあくまで伝達の手段だけれど、本当に奥が深くって果てしないものだと感じます
意識して日々精進しなくちゃと

それにしても今月は雪月間でした
雪が降りだすと、みんなそそくさと帰宅(笑
雪はいいけど、その後の凍結がすっごい困りもの
つるーん、ドン!て音とともに、町のひとたちもよくこけてます
なんだかへっぴり腰になりながら歩く毎日

気がつけば、ここに着いてからあっというまの3カ月でした
多方面でお世話になり、感謝感謝の1年でもありました
日本から、フランスから、見守っていただきありがとうございます

それではみなさん、よいお年を~~♪
来年もがんばってゆきますので、どうぞよろしくお願いします♥

2010-12-26

fêtes de Noël



上司がお家のfêtes de Noël(クリスマスパーティー)に誘ってくれました
イヴ24日の夜から25日の明け方3時にかけ、8時間にわたって食べ、飲み続けました
フランス人の胃袋ってすごーい★★と心からおもったのでした

イヴ当日、お天気は荒模様
ごそっと積もった雪の中さすがにパリまで買い物にはでれず、家にあるものでお寿司にトライ
まず中身は、ツナとコルニションのカレー風味と卵焼きときゅうり
酢飯でくるんで、外はごま
我流カリフォルニアロールもどき
テレビでE.Tをみながら(何度みても感動)の創作寿司づくりでした

そしてできあがったお寿司をつめて、上司のパパさんのお家へ
暖炉があって、サパン(もみの木)があって、真ん中には大きなテーブル!
そして集う大人たち、子供たち
子供たちのそれはそれはかわいらしいこと・・・
ひいおばあちゃん(83歳)からひ孫(3カ月)まで、一族がそろいます
私部外者なのにほんとにいていいのかな・・・とちょっとためらう
も、明るい雰囲気にすっかりくつろいで、アミューズからスタート★
ここからアミューズの終了までに約3時間
私のお寿司も前半戦に登場
カレー風味が気に入ってくれたようで、完売でした(うれしい!)



そろそろデザートかなぁとおもってパンをかじってたら、
「これからメインなんだから、パンなんてかじってちゃだめよ!」って
ええ!?もうだいぶん品数食べたし、時間もほぼ真夜中ですが!
その後メイン2種に、フォアグラ、フロマージュ、そしてデザートが出るころには眠気が・・・
もちろんお皿にあわせてワインも次から次へあけてゆきます
最後にあけたとっておきアルザスの1998年の白ワイン、豊満な香り高い、深い味の素敵な1本
ひとりで食べる夕飯と違い、こうやってみんなで食卓を囲むのってほんとに楽しい

そして途中サンタですよのコーナーもはさみつつ
大人10人がひとりひとり、子供にも大人にもプレゼントを持ち寄ります
単純に数えてもほぼ100個・・・
なので、子供たちには夜明け前にじゃじゃーんと
大人たちは後半のラストに
キラキラまぶしい包み紙もきれいで、ひたすらカメラマンに徹する私
そしたらなんと、私にも用意していてくれて、ショコラをいただきました!
わーーい♥

3時を過ぎてさすがにそろそろお開きモード
マイナスの中、凍てついた道を車を走らせ上司のお家へ
(ワインさんざん飲んでるのに運転して大丈夫!?)

目覚めると、すっきり晴れ渡り、青空がのぞいていました
太陽が顔を出すと、その光でぐんぐんっと心もからだも元気になります
すれ違うひとにJoyeux Noël!と言われ、ノエルはやっぱりフランス人にとってかけがえのない日なんだなぁとおもいました

この時期に消費する金額は年間で最多らしく、ショコラも何トンも消費されるらしいです
日本だとバレンタイン商戦の方が強い気もしますが、どうなんだろう?
でも、ひたすら食べ続ける胃袋の強さには感服いたしました
フランス料理が世界遺産に登録されるのにも納得・・・です!笑

2010-12-23

ドヌーヴ

雪の夜は部屋で映画に限る
『Les parapluies de cherbourg』
邦題はシェルブールの雨傘

ジャック・ドゥミ監督×カトリーヌ・ドヌーヴ
このコンビだと私は『Peau d'âne』(ロバと王女)が一番好き
作品の世界観が原作のファンタスティックさをそのままに表現しているから!
ドヌーヴの美しさも衣装によってさらに際立っています
王女のドレスを纏うとほんとにお人形さんみたいー!
ただただドヌーヴ見たさに、留学時何度も借りてみた映画

シェルブールの雨傘は切ないけれど、生き抜くパワーを感じる
兵役にいってしまった恋人との間に妊娠がわかり、母親に反対されるも健気に待ちつづける
も、経済的に厳しい母子家庭の状況をくみ、妊娠の事実も受け入れ求婚してくれたお金持ちのムッシュに嫁ぐ
恋人も兵役から戻り、悲しい事実を受け入れて別の女性と結婚、幸せな家庭を築きます

きっぱりとかどうかはわからないけれど、過去と決別し、後ろを振り向かない潔さ
とても切ないながら、生き抜く強さ・前向きさを感じずにはいられない


ドヌーヴ関連でもう1本
ちょっと前に映画館でみたフランソワ・オゾン監督『Potiche』

あんなに細かわいかったドヌーヴがーー!!!
きちんとした服の着こなしはさすが、オーラがあり素敵です★
が、最初のシーンがジャージでのジョギングで、これがなんてゆうかとってもオバサマ
背中のお肉も目立つし、やはり年月にはドヌーヴでさえ勝てないのか
でもジャージ姿もなんだかんだかわいらしくて上品
着こなしてないのがいいんですね、きっと
コメディベースでとても楽しく、前向きでマイペースな映画
60年代、70年代の服装や家の様子も素敵でした

日本でも年明け公開されるみたいです
邦題:しあわせの雨傘
これって、シェルブールの雨傘を意識してのタイトルに違いない・・・

2010-12-20

chocolat chaud et saumon

病み上がり、ふらふらするからだに必要なものはなんでしょう!?

というわけで、家の裏のアウトレットモールへ
愛してやまない甘いもの

なんと、La maison du chocolatの期間限定ブースがご近所にやってきました!

「今の自分にはカカオが足らないんだ、きっと」
だってこの1週間、まったく口にしなかったから・・・

寒いからショコラショー
おいしいおいしいショコラショー
ショコラ色の紙コップも健在!
茶色のこっくりとした液体からは、香り立つカカオのいいにおーい♥
そして、のどを流れて胃へ、私の血をめぐりからだ中へ
カカオパワーで元気になりました!



やっぱり人間食べてなんぼだわーと
はりきってスーパーで鮭を購入
夕飯は、焼鮭に醤油・レモン・砂糖・しょうが(分量は適当)のソースをかけていただきました
むしゃむしゃもりもり
鮭を食べると、なんか熊になった気分というか、とにかく元気になるんです

さ、ついに今週末にせまったノエル★
先週の分も取り戻さないといけないし、しっかり食べてがんばるぞー!

2010-12-18

ガストロ



フランスで初めて、お医者さんにかかりました
そして寝込むこと丸3日・・・!
ガストロにかかってしまったのです
これはウィルス性の胃腸炎で、フランスではこどもたちのあいだで絶賛流行中!
小学校でうつされたんだろうねーってみんなにゆわれました
たぶんその通り。。。

このガストロ、なめとったらあかんぜよです
脂汗が止まらない苦しさ
おなかがひきつる痛みと、そして下痢、体中の節々が痛くて、寒気、吐き気・・・
一気に症状がわっしょいわっしょい
食前の吐気止めを処方されるほど食欲もなくなります
見事、薬を飲んでもお粥しか食べれなかったです


さて、フランスでお医者さんにかかる方法を紹介しておきます

①フランス版イエローページで近くの医者を検索
②電話して予約(完全予約制!!急病の場合どうしてくれるんだ!)
③診察
④処方箋を持ってどこでもいいので薬局で薬をもらう

私の場合、同僚Sylvieが②までをしてくれたので、ほんとに助かりました
ご近所さんは予約が埋まってて、何軒かあたったうちのバスで15分の病院へ
ありがたいことに、行きは彼女が車を出してくれました
親切が身にしみましたよう、ありがとシルヴィ!

お医者さんも当たり外れがあり、医者難民がけっこういるらしいです
私の担当は花びらのかたちのメガネをかけた女医さんでした
死にそうだったから、メガネの印象のみ鮮明
なんとか薬局まで寄って帰りつき、もう気持ち悪すぎて倒れこんだらそのまま昏々と
次の日も、その次の日も
お薬を飲むと、眠りのストックがリセットされるのかすこーんと眠りに落ちます

もちろん年内最後の日本語授業も、自分の大学の授業も欠席でした・・・
ががーん
行きたかったなー!!

2010-12-13

しょうがっこう ①



金曜日、小学校での最初の授業でした
去年まではクロミエでしたが、今年からグレッツでの授業です
Sandrine先生のクラスで、7~8歳のこどもたち

雪の影響もありつつ、なんとか到着
お昼ごはんはひさしぶりにお弁当を持参★
電車の中で食べるのも、けっこう楽しいものです

さて、着いて、、、、、びっくり
ものすごい元気!!!
ちっともじっとしてない!
うえに、質問が矢のように飛んでくる!
先生は渋い表情を崩さず、こどもたちの質問にもわざと答えなかったりする
彼らの両親よりずっと厳しいんじゃないだろうか
フランスでは家ではなくてここでしつけられる仕組みなんだろうか
さすがに怒られるとちょっとシュンとして、おとなしくなる
も、一瞬のことで、また同じことの繰り返し

”いつまで先生は待てばいいのかしら?
こんなことなら、NATSUはもう二度と来ないとおもいますよ
おとなしくしていないあなたたちには会いたくないでしょうから!”

ただ褒めて可愛いがるだけじゃない
こどもたちを教育する立場として責任があるんだね、先生は
それにしても。。。あまりにパワフルで笑っちゃう

この小学校のこどもたちは国籍も様々で、ひとりずつ自分のオリジンを発表してくれた
いろんな肌の色のクラスメイトがいるのがもうこの時点であたりまえで、日本とはまったく違う
”外国人”という概念自体もわたしたちの持つそれとはきっと違うんだろうな

授業の最後に、ウクレレを弾いてうたをうたいました
『レモンの月』
大学時代につくったうたです

みんなでれもーん、れもん♪♪と合唱
先生がビデオに撮ると言うと、“テレビで流れるのー!?”って
前奏からからだを揺らして嬉しそうで、みんなの顔がとてもきらきらしてて私も嬉しかった



最初から最後まで、元気もりもりの小学生たちでした
次回は来月★

2010-12-10

15センチ

私のふでばこの中の定規は16センチ



ずぼっと一歩ずつはまりながら歩く雪の深さ、15センチ


寒波再びです

朝、大学へ行く途中は雨だった
お昼前、北風のびゅーという一息で吹雪きだし
あれよあれよという間に銀世界
今回は、目の前での積雪ショー
荒れ狂う吹雪の中、当然電車のダイヤは乱れる
待ってる間にもどんどん傘に降り積もる
こんな時にもスウェットのひとたちは、いったいどんな体感温度なんだろう
私なんてコートにフードにマフラーに手袋にタイツに長靴に・・・
完全防備でも対抗しきれてないのに!


そして翌朝の晴天
しずまりかえったまっしろな世界
昨日の荒れ模様がうそみたい

お昼休み、いそいそと写真部活動に出かける
まばゆい
まばゆい
自然はほんとうにびっくりすることをやってのける





でも、道路が凍結して、一晩車に閉じ込められたひとたちもかなりいたそう
来週また冷え込むらしく、この寒さ、どこが底なんだろう・・・

2010-12-06

おいしいもの探し ♥chocolat♥

ひさしぶりおいしいものコーナー♥ショコラ編♥

フランスの誇るショコラティエ
日本にも多く上陸しています
宝石にもたとえられるその美味しさと美しさ
通りがかったら、もう仕方ないんです
C'est pas ma fauteです
買うつもりはなくとも、気がつけば手にはショコラの袋を提げてお店を出ています


♥La maison du chocolatのエクレール



ひとつ4.5ユーロという贅沢品
今回はキャラメル味にしてみました
濃厚な、がつんと心をつかまれる甘さ
食べ終わったあと、おもわず拝みたくなるおいしさでした


♥Patrick Rogerのボンボンショコラ



地図を忘れ適当に歩いていたときにお店を発見してしまいました

つめあわせでしか買えないシステムなようで
一番好きなプラリネを楽しめるロシェを購入
んーーーーー極上のプラリネです
舌の上、じゃりっと音をたてて香ばしく溶けてゆきます


冬のうんと寒い夜、部屋であたたかいカフェと極上のショコラ
これ以上ない、素敵な組み合わせです

musée du dimanche

第一日曜日は多くの美術館が入場無料となります
いい国ですね~ビバ★フランス!
来年6月までの私の手帳、第一日曜の欄にはしっかり"musée"と書きこんであります

先月はオランジュリー美術館へ



雨がさぶさぶと降る、とても寒い日で
まっしろな建物の中、自然の光のなかでモネの睡蓮の絵に囲まれる
モネの部屋も相変わらず素敵ながら、ルソーの絵の前から動けない私
ぼーっとしていたら絵にすいこまれていきそうな、なんともいえない魔力にあふれている
私のプロフィールにはり付けてある絵の子
草の中からにょきっと足の生えた、おっさんみたいな顔をした赤い服のこども
服も変だし、抱えた人形も謎
でも色合いとか、空気感がなんともいえず好きです


そして今日はオルセー美術館へ



写真撮影が禁止になっていました
(いつからなんだろう?)
フランソワ・ポンポンのしろくまくんの彫刻も健在で、さっそくベンチに座って観察
すべらかな背中の曲線とうっすらあいたアーモンド形の目が大好きです
私がポンポンさんと結婚したら、ナツ・ポンポンってすごい楽しそうな名前だなって
どうでもいい妄想が膨らんでゆく
ひととおりみて、天井が素敵なレストランでひとやすみ
最後ゴッホにひさしぶりのごあいさつを


さて、最近のVal d'Europeの様子



雪がけっこうつもりました
マイナス6℃からはじまる日々なんて、人生ではじめてかもしれない
でも想像していたよりふつうに暮らしてゆけるものなんだと新発見
天気予報の数字をみても、さほど驚かなくなりました
マイナスかーそっかーって
いつもどうりうろうろしていたら、見事に足の指たちに霜焼けができてしまいました
いたがゆいのデス

2010-11-30

OFII出頭

滞在許可手続きに、OFII事務所へいってきました
最高気温もマイナスの極寒の中、30分ほど入り口で待たされ
映画の特殊効果のように、ほんとにつま先からぱりぱりと凍り固まってしまうかと!

ここセーヌ・エ・マルヌ県に住んでるひとたちは、サンドゥニ県での手続きになります
地図を見ながら、パリからバスを3本乗り継いでたどり着きました
(もっと簡単な行き方もあると思いますが、寒い中迷いながら歩きたくなくて★)

健康診断(視力、肺レントゲン写真、問診がそれぞれ分かれている)のあと、
書類の確認がありました
そして、目の前でパスポートにシールがペロンと貼られ、手続き完了!
滞在時間は約4時間(ほとんど待ち時間です)

一緒に待っていた中国人の女の子
何度も何度も時計を見ては、その度「はぁーーーー」と大きなため息
わかるよー、ああ、わかるとも!
Min(Avignon在住の中国人の友達)にとてもよく似ていて、思わず話しかける
なぜだか中華料理と日本のトイレの話で盛り上がり、待つのもそんなに苦じゃなかったです

これで晴れて、正式に滞在が認められた身分となりました!
はぁーーーー嬉しいぞっと!


★今回の書類手続の流れ★

10/5  居住証明の送付
10/15 上書類の受領証明が届く
11/15 召喚状が届く
11/30 OFII出頭 許可証発行

2010-11-28

初雪



24日、今月の兵庫県ミッションを締めくくる、HIA西田さんのESIGETEL視察がありました

前日に練習した日本語でのあいさつなどを生徒たちが披露
みんなちょっと恥ずかしそう・・・笑
授業内と正式に話す場面ではまた違うから、きっといい経験になったとおもいます

そして校長をはじめ学校スタッフとの昼食会
その後、SM県の財産であるフォンテーヌブロー城を見学
最後はムランにてSMDの代表EUDE氏との面会

議題にのぼるのは20周年の区切りについてと、今後の更なる関係発展を目指しての意見交換
20年、人間だと立派な成人です
改めてその年月の重みや、これまでのいろんな過程の上に、今自分がここにいることを実感
私も次につながなくては!

*********
嬉しいことにフォンテーヌブロー城、私もオマケで見学させてもらいました!
一言で言ってしまうと、テーマがない・つかみどころのないお城なんだそうです
部屋ごとにコンセプトが違ったり、各天井ごとに違う模様だったりします
お部屋の煌びやかさとは対照的に、ナポレオンの浴室がシンプルでとても素敵でした
お風呂が大好きで、浴槽につかりながら会議などもしていたそう
・・・なんとも面白い皇帝です

これがその浴室


そして金曜日、朝カーテンをあけると、白く積もっていました
初雪です!



私は見事に風邪をひき、ひたすら眠りをむさぼった週末
ミッションが無事終了して、たぶん気が抜けたんだとおもいます
そしてミッションを終えたとたん、なんだかちょっぴりさみしかったり・・・

また日々の業務にしっかり励みたいとおもいます!

2010-11-24

フランス人は数字がお好き

日本語のアシスタントに通う学校ESIGETELにて、これまた兵庫県ミッションがありました

23日は兵庫県に研修生として派遣されるプログラムの説明会
私は兵庫県のプレゼンを担当
前日、SylvieとIngridに模擬プレゼンをしてみた
質問が飛び交っておもしろかった
数字での比較に興味しんしんな様子
「フランス人は数字が好き」という助言のもと追加してみたのです。なるほど確かに★
そしてどうしても紹介したかった淡路島の玉ねぎとウニ
世界一美味しい産地といっても過言ではない!とおもう!


当日、私のプレゼンもつつがなく終わり、昼食タイム
ESIGETELの同じ敷地に、料理からサービスまで一貫して学ぶ学校があります
生徒たちの実践の場としての小さなレストラン(食堂)があり、わたしたちはいわばお客の役です!

【本日のムニュちょっと特別編】
アントレ:サーモンのパテ
プラ:鴨とりんごのコンポート
デセール:タルトオザマンド

デセールがひさしぶりにヒットでした
優しい甘さのタルト、なんとも大きな4分の1カット
おいしくってフォークがすすみ、んー満腹♪♪あっさり完食です★

後、インターナショナルウィーク中につき、臨時カフェブースのお手伝い
こうゆうカフェっぽい仕事、好きです
それにしても何皿も用意した大量のお菓子が一瞬にして消えさった・・・!!
ひとかけらも残らないってすごい!




そして午後は1年生の授業
先週からの続きで、カタカナを私が教えているのです
生徒は総勢17人、なかなか手ごわい
なんせおしゃべりとよそ見が大好きなお年頃・・・
そして、
「見てくださーい!」と手をあげると、同じように手をあげて「見てくださーい」とマネをしだす
みんなそれぞれ個性的で、イタズラ具合もまぁかわいいんだけど・・・
私はパワーを使いきって、授業が終わるころにはもうへろへろなのである
帰りの電車で、先生から「ね、なかなか大変でしょ!」って笑われてます

2010-11-20

le Gouverneur IDO



私の初・兵庫県ミッションデーでした

井戸知事御一行がセーヌ・エ・マルヌ県に来られました
ブラジルへの旅程、トランジットを兼ねてのわずかな滞在

ですが、この日のために着任早々から多方面で動いて準備をしていたのです!
結局最終ぎりぎりまでかかって、なんとか整った!というかんじでしたが・・・
でも無事スケジュールをすべてこなすことができました
ほっ

SM県でのスケジュールはというと
シャトーフェリエール城でのSM県下企業も招待しての昼食会(←←ちょこちょこ通訳お手伝い)
Val d'Europeの開発プロジェクトのプレゼンテーション
CDG空港での起業間もない企業を支援するプログラムの説明
先端医療(レーザー)の会社概要プレゼン(←←私が翻訳・通訳担当!)
CDGオフィスエリア見学
空港付近での夕食後お見送り




来年兵庫県とSM県が交流20周年を迎えるので、それに関するお話でも盛り上がっていました
こうやって異国の地域同士がお互いを知って仲良くなる姿を間近でみれるのは、この仕事の醍醐味


それにつけても通訳って・・・むずかしいいいいいい!!!
翻訳なら一度訳してみていったん離れて冷静になる時間がもてるけれど
通訳は生でライブでリアルタイム
がん治療のためのレーザーシステムに関する通訳の間、ほんとに生きた心地がしませんでした
でもとてもよい経験になりました

ちなみに、私は朝から胃腸が不調というハプニング
途中コーラでごまかしたり、結局薬を買いに走ったり・・・笑
前日に食べたイカフライのせいかも
はたまたストレスでナイーブになってたのかも
でも生きた心地のしない通訳中に、気がつけば治ってました
人間ってよくできてます

20周年を機に、今後はさらに経済的な交流の充実を!ということで
遠くない再会を誓って、固く握手を交わした兵庫県とSM県
わずかな時間ながら、両県にとって意義のある訪問となったとおもいます

2010-11-13

天井はシャガール



人生初!

オペラガルニエでのバレエ鑑賞
シャガールの天井をみにきたことはあれど、演目鑑賞の機会が訪れようとは!
人生は、なにが起こるかわかりません
あなたの人生も、いつどこにびっくりサプライズが潜んでいるやしれません
ちなみにこの「空からレモン」は、棚からぼたもちをだいぶ文字ったタイトルで
まさかこんなことが起ころうとは!ラッキー!というポジティブなニュアンスです
友達に、なんてふざけたタイトル!!て叱責されたこともあったっけなぁ・・・

さておきバレエ
今日はハンブルグバレエ公演「Parsifal」でした
ワーグナー作曲のParsifalに着想を得た、振付師ジョン・ノマイヤーの振り付け
残念ながらバレエの素養はまったくないので、私のとっても陳腐な感想になりますが
とにかく最初から最後までモダンでした
空間の使い方、光の効果、魅せ方とかが、とても現代劇っぽい
アヴィニョンでちょこっとかじったテアトルの授業をおもいだした
早く歩く人、ゆっくりな人、止まったままの人、かき乱す人・・・
そしてダンサーたちの衣装も、とてもシンプル
古典的なバレエとはそれこそまったく異なる世界
最上階のバルコニー席から、シャガールと、天井を囲う彫刻のひとたちと一緒に眺めてました

はぁ・・・ダンサーたちの美しいこと
なんてしなやかにうごくからだ



終わって、生ガキ食べて帰りました
こちらの味もまた美しく・・・

美しきことはよきことかな

2010-11-12

le mois des pluies

フランス 呪いの11月


土、日、月、火、水、木・・・金
暗い雨の日が続いています
がっかりなことに傘が壊れ、壊れた傘でしのぐ日々
それにしてもフランス人、ほとんど傘をさしません
Ingridいわく「傘ってややこしいから嫌い!」なんだそうです

今日はひさしぶりに曇りで朝から嬉しかった
雨が降るだけで寒さが倍増するから、降ってないだけですごく嬉しい
と思っていたら、お昼前からまたも雨
さすが呪いの11月
うすぼんやりした冴えない空がのぞく

ちなみに今日は事務所のみなさん有給休暇
木曜が祝日だと、金曜はたいてい休みにしてしまうという、まさに
ビバ★フランス!!
でも、私は来週に必要な翻訳がたまっているのでザ・出勤でした
(家だとできないタイプなので・・・!)

そして、あしたからの週末も雨模様だそう
私、晴れ女なのになぁ
来週と再来週、ミッションデーには晴れ女パワーを発揮できますように!

2010-11-07

芸術の秋・・・(冬?)



シャトレ劇場にてオーケストラコンサート!
だとおもって行ったら、音楽講義とでもいいましょうか
ストラヴィンスキーの「火の鳥」のシーンを切り取り説明、後、オケの演奏

もともとバレエのために作られた曲で、そのシーンごとに火の鳥の足音や、風が吹く音など、説明されてから聴くと確かにそんな風に響いてくる
同じパターンで音階が変わったり、アクセントの場所が変わったり、細かいところまで実技が入ります

こどもも多くて、かなりわかりやすく楽しく講義をしてくれたので、その恩恵は私にも!
いや、むしろこれはこどものための音楽講義だったんだと後から気付きました
フランスのこどもは小さい頃からこうゆう本物に触れて育つんだなー

途中みんなで一緒に歌ったり
「C'est le méchant Kachtcheï!」って
オケの演奏に合わせて、なんて贅沢な!
ピアノも指揮者の隣でソロではなく、ハープの隣でオーケストラとともに奏でるのも特徴なんだそう

欲を言えば、最後に全部通して演奏してほしかった
けど、こんなに盛りだくさんで8ユーロだったので、十分満足です!
忘れないうちにバレエの火の鳥、ぜひぜひ観たいです

2010-11-05

L'automne brûle.



燃ゆる秋

木々の葉が見事に色づいています

目にとびこんでくるその赤や黄の色の濃さに、はっと息をのんでしまう

写真は先週末訪れた、このセーヌ・エ・マルヌ県内のMEAUXという小さな町

ブリ・ド・モーというフロマージュが名産とのことで

お味見をさせてもらい、少しだけお持ち帰り

カマンベールのもっとずっとあっさりした味で、素朴なおいしさです




さて!!ちゃんとお仕事のはなしも!!

いつも食べ物ネタばかりな気が・・・平日はしっかり仕事に従事しておりますのでご安心ください★

今月中旬にセーヌ・エ・マルヌ県から兵庫県への派遣プログラムの説明会があります

場所は毎週火曜に日本語アシスタントとして通うESIGETEL

来年の夏、3ヶ月間企業研修生として兵庫県で受け入れるというプログラム

私は兵庫県のプレゼンを担当します

魅力をしっかり伝えるためにいろいろ調べていて

自分の知っている兵庫県がほんの一部でしかないことに改めて気付かされます

地元のことなら任せろ!!ですが・・・

それにしても広いなぁ、海がふたつもあって、世界遺産もあって、おいしいものもたくさん!!

はばたんの紹介もした方がいいのかなぁ?とか、プレゼン15分間に何を入れようか悩みます



そしてその他には翻訳作業もろもろ、来春のアトリエジャポン計画などが進行中です



あっという間に1ヶ月過ぎていました

光陰矢のごとし★★★

もちろんうまくいくことばかりじゃなく、どよよんと落ち込む日もたくさんある

でもいろんな仕事や、体験、食、文化、気持ちをとにかく味わうことで自分の栄養にしていきたい

28歳でこうやってここにいることの意義をちゃんと自分の中で感じとりたい

そんな風に強くおもう11月初頭、サマータイムも終わり、いよいよ冬!

2010-11-02

おいしいもの探し 2

こちらフランスは3連休
イルドフランス地方はおだやかなお天気で過ぎてゆきました

最近、RERとの相性が良くないのか、
急に動かなくなったり、電車が来なかったり、途中の駅で降ろされたり・・・
今日はあろうことかVincennesで降ろされ、乗客みんなでメトロの駅まで5分ほど民族大移動
「ついってったらメトロの駅まで行けますか?」
と隣のマダムに聞いたところ
「私もわからないけど、とりあえずついてってみましょ」
・・・てきとう(笑)

でも、これのおかげで道すがらシャトーヴァンセンヌを観ることができた
おまけに天気も良かったから、まーいっか

ってよくない!!
結局待ちあわせに40分遅れて到着
「Mais, c'est pas ma faute!(私のせいじゃないもん!)」と言うとフランスっぽいけど
とにかく平謝り

そして念願のPause Caféへ
ほんとにこれがカフェ飯なの!?ってくらい、美味しかった★

以下写真です

まぐろのロースト 野菜のグリルと生姜のコンフィ添え




サーロインステーキバジルとにんにくのソース ポテトの付け合わせ




どちらもソースが美味しくて、しあわせランチでした
見た目も鮮やかで、食べるのが楽しくなってしまう


趣味もかねた、この「おいしいもの探しシリーズ」は続きます

さ、明日からまた頑張りまーす!

2010-10-30

Robot



木曜午後、Bourseにてパリ商工会議所の主催する大阪市の産業ロボットイベントがありました


上司Elodieと参加

まずは平松市長の大阪市プレゼン
(声がすごい素敵で、話もさすがうまかったです。)

そして現状と今後の高齢化社会の中で目指すところのお話

歯科医を目指す学生のための、”イタガール”というロボットもあるそう

実際の治療行為中の痛みを、センサーによってまるでほんとの女の子みたいに反応します

イタガールが痛がーる、という説明にフランス人たちも笑ってましたヨ


最後、ロボくんも登場

彼はなんと、フランス語が話せます!

ロボットは110センチから130センチが可愛がられるサイズとのこと





同時通訳も入り、とてもよい勉強になりました

兵庫も大阪も、”関西”としてまとまった地域でのアピールもしていけるといいねーって

Elodieとそんな話をしながら別れた後、夕暮れのパリをひたすら歩いて横断

なぜなら

お昼に食べたイタリアン、とても美味しかった!



かつ、量もすごかった!!



おなかいっぱいで、会合終了後のカクテルパーティーでもほとんど手が出ず・・・残念

ここのところ乳製品摂取量がものすごいことになってそう

気をつけねば!!

でも、素敵レストランがいっぱいあって、ほんとに嬉しい限りです

2010-10-28

事務所

出勤時の街並み



月が浮かんでます
原っぱには白い霧のようなものが漂ってます


今日は職場の様子を紹介します

【セーヌ・エ・マルヌ経済振興社】


入口、ようやくきれいに整いました




お客様用スペース




手前左が私のデスク、奥が上司の、右が研修生Ingridのです




最近、嬉しい給湯スペースができました!




来たときはなかったものがいろいろ増えて、オフィスらしくなってきました
もうちょっと工事は続きそうです

2010-10-25

En attendant Godot



水曜は大学なんですが・・・

これ、読んで研究テーマ書いてきなさいとお題がでました

邦題:ゴドーを待ちながら

不条理劇の最高峰らしいです

先日パリ事務所にお邪魔した時、黒井さんが作者サミュエル・バケットについていろいろ教えてくれました


演劇の脚本のように、台詞と動きがかいてあり

読み進むんだけど、なんだろうこれ

すごく”?”だらけ

ゴド―って結局誰なんだ!?



ふー

ショコラつまみながら電車にゆられ、難しい顔で読んでます

En mangeant du chocolat,,,

2010-10-24

鏡のような月が




金曜日午後、半休をいただきパリへ
スウェーデンよりやってきた、元同居人Jonathan
アヴィニョンでの暮らしを語るに欠かせない人物のひとり

約1年半ぶりの再会でした

なんにも変わってなくて、むしろそのオプティミストっぷりはさらにパワーアップ
ごはん食べてるあいだもずっとそわそわきょろきょろ
相変わらずの様子に吹き出しそうになった

金曜日はとてもよく晴れていて、カフェに立ち寄ったあと、あてもなくひたすらぐるぐる散歩
空はうすいブルーで、イチョウは金色にきらめく
何度も何度も、きれいだねぇ、ほんとにねぇ、って秋を確かめながら歩く
ストックホルムの秋は雨が多くてやなんだーって
パリはいいなぁいいなぁって
まるでパリに恋してるみたいだった

帰り途、冷えた空に鏡のような月が浮かんでた

********  *********  *********

土曜日の午後、朝マルシェで買ってきたクレソンを相手に、さてどうしようと悩んでいた
なぜなら、私はそれをルッコラだと思い込んでいたから
RERの中で葉を食べてみたところ、なんか辛い!
ラディッシュとか、かいわれを連想する苦くて辛い味!
悩んだ末、結局スープにしてしまった
(・・・困るとなんでもすぐスープにしてしまう)
半分残ったクレソンは、リンゴと相性がいいらしいのでサラダにすることに
ふぅやれやれ、と一息ついていると電話が
晩ごはん食べよー!って

あわててまたパリへ
再びJonathan登場
なぜか待ち合わせ場所を目的地より2、3駅ほど離して設定してくる
昨日もそうだったから、たぶんパリを歩いて感じたいんだなと勝手に推測
リュクサンブール公園からパンテオンをぐるり、さらに東へ向かって歩く
目指すはラ・モスケ
植物園のとなりにモスクが、その横にはレストランがある
珍しく意見が合い、タジンな夜となった
初めて食べたタジンは、ほんっとにおいしかった!!
あの魅惑の味はスパイスのなせる技??
ふしぎなパティスリーも食べてみた
異国のお菓子の味だった



ランプが薄暗くて、鮮明に伝わらないのが残念・・・


帰り途、また鏡のような月が
今度はいつ会えるんだろー
楽しみ
そしてもうひとりの重要人物、Lisa
彼女は今は南米らしく、ベルギーに帰ってきたときまた3人で会えたらいいなー

ともだちって、ともだちって、いいもんだなぁと
嬉しくなった再会でした

2010-10-23

おいしいもの探し

↓かぼちゃがほくほくおいしかった野菜のパエリヤ↓



最近、週末はパリに遊びにいってます
目的はマルシェ!パン屋!
そして家でいろいろ試してます

ここ、Val d'Europeにはマルシェがない
ブランジュリーも、ない・・・
(あ、Paulなどのフランチャイズはあります)
これを聞いた時、ものすごい衝撃を受けた
なんでフランスなのに、湯気の立つバゲットを買えないの!?って

私のフランス好きの半分くらいを占めるのが、食文化
せっかくだから、好きなものはとことん!!
てことで、マルシェ~パン屋さん~うろうろ~~

マルシェってほんとに楽しい
なんでだろ
プチトマトも、味が濃くってトマト!!て主張してる
一度スーパーで買ったものの、気に入らず・・・
やっぱり新鮮なのが一番おいしいってことです★

そんなこんなで観光はまだ手つかずで、とりあえず週末はおいしいもの探し!





仕事では来月の一大行事に向けて、多方面で準備にとりかかっております。
兵庫県パリ事務所にもようやくごあいさつにいってきました。
今年の春から大阪市と隣り合わせの事務所だそうで、大阪市の方にも顔を出してきました。

初霜がおりて、フランスはもう冬支度ですが、風邪も引かず元気に過ごしてます!

2010-10-20

ストライキ la grève est très grave!

毎週火曜日はフォンテーヌブロー。
先週も今週も火曜日にストライキ。
ただでさえ本数の少ない電車が30分間発車しなかったり、マニュフェスタシオンで閉じ込められたり、
なんだなんだ!?と落ち着きません!

早朝まだ暗闇の中、ゴミ箱をがらがらひきずって集まる高校生。
高校生のうちから、やっぱり自国の将来のことが気になるんだろう。
でも、行き過ぎて火をつけたりする報道を見ていると、ちょっとこわい。
駅までの10分間、なんとなく彼らを避けながら急いだ。

クラスの生徒たちは、ストにも関わらずみんなやってくる。
そして一生懸命ひらがなを覚える。
さ、ち、ね、れ、が苦手なもよう。
すごく上手に書く子もいるから驚く。

とりあえず褒めてあげて、丸をつけてあげて、と先生。
褒めて育てるフランス式教育法です。

2010-10-14

電話

苦手なもの。
電話・・・

連絡先住所やメールアドレス、氏名などを聞き取るのが
ほんとうに、
ほんとうに、
ほんっとにハードです。(私には)

旅の恥はかき捨て、というけれど
仕事の恥もかき捨て。

でも今のところ、かけた電話では辛抱強くつきあってもらえていて、運がいいなぁとおもう。
RとL、GとJ、UとE、平常心でも苦手意識アリなのに、電話であたふたしだすともう手に負えない。
何度も確かめて、何度もリピートして、仕舞いには笑い出されたり。

これに一刻もはやく慣れたい!と切におもっています。

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12月から、小学校での日本の文化体験のクラスにも行きます。
昨日はその打ち合わせで、先生と初の顔合わせでした。
日本は伝統があるから、そこが素晴らしいと先生。
かたちとしての遺産ではなく、年中行事や文化としての伝統がフランスでは失われつつあると。

私はフランスの古い建物なんかがすごく好きだから、フランス=古いものを大切にする国だと。
マルシェもずっと続いていて、ほんとに素敵だなっておもう。

いろんなものの見方があるなぁとおもったのでした。

2010-10-11

木枯らし

昨日までと今日は、確実に違う。
確実に冬に向かってる!!
朝外に出て、さむくてびっくりした。

冷たい風がゴーゴー吹いています。

週末は、パリ・モントルイユの蚤の市でカーテンらしきはぎれを物色。
さんざんうろうろした後、帰ってチキンと野菜でスープを仕込んだ。
スープの恋しい季節。
それでなくてもだいたい年がら年中スープ飲んでるけれど。
そういえば、先週連れて行ってもらったカフェのほうれん草のスープも美味しかった。

最近、猫の存在に気づいた。
アパートに3匹いて、どれも同じ飼い主のよう。
ぽってりまるいからだで、足の周りをぐるぐる回ってニャーと鳴く。
が、白い子だけは警戒心が強くて、遠目に見てるだけ。
でも寒くなってきたから、もうあっという間に見かけなくなるのかもしれない。

2010-10-08

レレレレユニオン

今週は、翻訳・会議・日本語クラスのアシスタント・大学に登録・会議・翻訳
こんなかんじのスケジュールです。

ほんと、矢のように時間が過ぎてゆきます。
会議は経済振興社だけあって、隣の県との新しい取り組みや、県内の輸出関係の企業とのものなど、
さまざまな経済面で行なわれてます。

そして来週火曜は前々から予告されているストだそうで・・・
火曜はフォンテーヌブローまで行かなきゃならないのに!!
ストなんてみんな困るだけでなんの生産性もないから、いい加減やめたらいいのに!
ほんと ça m'énerve!!!!

翻訳は今のところフランス語⇒日本語で、
別の言語に直す難しさと、日本語としてきれいな文かどうか、そしてそれが社会の共通認識かという点でうんうんうなりながら訳してます。

2010-10-02

着いております

無事火曜日の朝に到着し、水曜日から早速セリス事務所に通っています。
ものすごいフランス語の洪水です!
なんでこんなに早くしゃべれるんだろう・・・と不思議で仕方ないです。

会議や翻訳や、他にもはじめてのことだらけで目が回りそう!
反面、ものすごくタフになれそうな予感★

9ヶ月、楽しく日々を過ごしていきたいです。

家のインターネットはまだまだつながりそうになく、なかなか更新できませんが、
とりあえず着いて、元気にしてます!

と、ひとまずご一報でした。

2010-09-27

トランジット

空の旅序章を終え、香港にてトランジット中。
ひさしぶりの飛行機。

香港までは、のだめ最終楽章後篇を観た。
どうやって締めくくるのかと思ってたから、はぁなるほどと納得。
漫画とちょっとずつ違ったけれども、無事に落ち着いてよかったよかった。

それにしてもキャセイの機体はなかなか好き。
シートが後ろに倒れるのではなくて、座面が前にずれるようになっている。
前からの迷惑も後ろへの迷惑もノープロブレム。
そして香港の空港、トイレがTOTOだった!
離れると自動で流れるシステム★
日本の技術よ、もっと世界に広がっておくれ。

これからパリへとさらに長旅なわけですが、ひたすら眠る予定。
さっき機内食もふるまわれたことだしね。
ちなみに、魚のフライとチャーハン、ざるそば、パン、ケーキでした。
チャーハンはぱさぱさなお米ながら、けっこういけました。
ざるそばにはワサビがまるでホイップクリームのようにのっていて笑えました。

パリへの便のトランジット検査時、"Kawaiine!”と言われ顔をあげると、
リュックにつけたチェブラーシカを指差していた。
いつもどこでも大人気のチェブです。

注**チェブラーシカ・・・ロシアのキャラクター(猿みたいだけど、決して猿ではありません!)

2010-09-26

麺♥

出発前日の秋空


友だちと食べおさめにいった、地元カフェのラーメン



スープがあっさりしていて、ほんとに美味しい。
本来香港スィーツカフェだけど、私の一押しはこの麺です!


荷物、やっぱり戻ってきちゃった・・・
再度送りなおしを余儀なくされました。
どうか、今度こそ、ちゃんと、未来の私に届け!

そして無事に行って、無事に任務を遂行して、無事にまた帰ってこれますように!

では、いざ!!
いってきまーす★

2010-09-21

荷物・・・

準備で大変なことといえば・・・
その①ビザなど書類関係
その②荷物

この身ひとつで大丈夫!などと意気込んでいたはずが
気がつけば、明らかに多すぎる荷物・・・
持込⇒スーツケース20キロ、リュック(PCなど)、ウクレレ
送付⇒国際宅急便で2箱(計30キロ⇒⇒衣類、本、食品など)

今回、送付はヤマト国際宅急便を利用。
連絡しておくと、引き取りにきてもらえます。
インボイスを書いてくださいねーと渡された書類をみて、愕然!
”食品はフランスには送れません”と書いてあった・・・
食品(主に調味料)を送る気まんまんでいたので、ショック!
が、送れることもあるので送ってみましょうとクロネコのおじさん。

辞書や衣類も一緒なので、送り返されたりすると大いに困る!
果たして無事フランスに届くのでしょうか?
すごくどきどきしています。

2010-09-18

県知事を表敬訪問!

「9月17日 井戸県知事を表敬訪問」
手帳に書き込んでから予定を確認する度に、すごいことだなぁと思っていた。

表敬訪問は県の公館で和やかに行われた。
私のほかに、ブラジル・コスタリカ・フランスからの研修生も一緒に。
公館はフランス様式の建築で、とても素敵。
一般に向けて兵庫県の歴史も公開しているので、ぜひ入ってみてください。

その後、県政レクチャー。
ざっと兵庫県とフランスとの関係や、今後の目指すところについて。
フランス語でだだだーっと説明を受ける。
県としてできること、一般人としての動きに落としていきたいこと。
この派遣プログラムから、それを越えてさらに発展していけるようにすること。
そして県としては、文化面はもとより経済面での発展をとくに目指しているということ。

うわーうわーそれって具体的にはどういうことなんだろう!!!??
私、何ができるんだろう!?
不安とドキドキが入り混じります。

出発まであと10日を切りました!

2010-09-14

メルシーボクー!

帰国後、半年ほど働いた職場を明日去る。
試用期間が終わるころにこのプログラムが決まった。
まさか自分が!?と信じられないくらい嬉しい半面、後ろ髪ひかれる気持ちがあったのも事実。
現実の世界はきれいに割り切れることばかりじゃない。

でも自分の気持ちを話して、ぎりぎりまで働くことを快諾いただき今日に至る。
研修プログラムの期間は午後から出社したりと、融通もかなりきかせてもらって。

いろんなひとに助けられて、今がある。
感謝感謝です。
送り出してくれる声をパワーに、がんばってきます!

2010-09-05

ビザ到着★

今日ビザの進捗状況をチェックすると、前回と文章が変わっていた。

まさか1週間のうちに変化があるなんて、これっぽっちも予想していなくてびっくり。
実は何か悪いことがあってやり直しなんじゃないかと冷や汗がたらり。
でもちゃんと何度も読むと、やっぱり申請が受付られたみたい。
でもでも早すぎやしないかと半信半疑でいると、郵便屋さんの「書留でーす」

月曜日に提出して、日曜日に到着。
素晴らしいです!!!

あとは現在依頼中の法廷翻訳の到着を待って、領事部に査証をしてもらうのみ。
書類に手こずるフランス留学。
とりあえず、ほっ。

あの場で撮られた学生ビザの写真が気にいらない、なんて、ほんとどうでもいい悩み!

Toilettes

映画「トイレット」、観てきました。
「かもめ食堂」の監督の新作です。

あとからじわじわ~~~っとしみわたってくる。

カナダ人の3人兄弟と、その祖母”ばーちゃん”と猫”センセー”との日々。
3兄弟の母親は日本人で、死際に自分の母を日本から呼び寄せた。
それが”ばーちゃん”。
ばーちゃんは英語がわからないから、セリフがない。
でも、一緒に暮らしてるといろいろあって、そのいろいろが次第に家族を結びつける。

餃子を作るシーンがすごく印象的だった。
包んで、焼いて。
いい音がして、蒸気があがって。
あつあつの餃子と白いご飯。
喧嘩をしていても、おいしい誘惑でいつの間にか元通り。

家族ってめんどくさくて、でも憎みきれなくて、結局すごく大切なもの。


私も餃子を包むのが好きだから、観おわったあと頭の中はもう餃子でいっぱい。
酢醤油にちょっぴりラー油をたらして・・・
む~~~たまりません!

♪♪トイレット公式HP♪♪

2010-08-31

法廷翻訳

フランスに到着してからの手続きで、戸籍抄本を提出するんですが・・・

前回は自分で翻訳して、大阪の領事館に出向いて査証をしていただいた。
が、残念ながら大阪事務所を撤退されたので、上京ついでに査証もしていただこうと考えていた。

現地で尋ねると、郵送でしか受け付けていないとのこと。
しかも、大使館の翻訳指定会社に翻訳を依頼しなければならないとのこと。

「自分で翻訳=査証できません!」と・・・

ここで手続き方法と翻訳指定会社のリストがみれます。


「前回は大丈夫だった!≠ 今回も大丈夫!」

肝に銘じて、残りの準備を完成させたいと思います。

コヤブソニック★

先週末、コヤブソニック初日に参戦!
夏といえば、フェス!
今回は屋内だったので、日焼けや熱中症を気にすることなく快適ソニック★

コヤブソニックとは、吉本芸人×音楽のフェスで、
ライブの合間にコントが入って、待ってる時間も楽しい!

ボニーピンクとウルフルケイスケのバンド
やら
YO-KING
やら
せっちゃん
やら
モンスターエンジン
やら
チュートリアル
やら
キュートン
やら
・・・・・

出演者みんないい顔をしていて、
私たち観てる側も、大人から子供までほんっとみんな楽しそうにしてた。

ふだん、知らないひとたちと何かを一緒にすることってあまりない。
だからこそ、ひとつの場所でみんなが”めっちゃ楽しい!”を共有できるって素晴らしい。

フランスでも、コンサートでみんながドンドン足をならしてアンコールしてて、
その空気のあたたかさにとても幸せな気分になった。
(それも深夜1時過ぎというのに!)


まとめると、音楽好きは万国共通ってことですね!!

キャンパスフランス面接とビザ申請

昨日、キャンパスフランスの面接と、ついでにビザ申請もしてきました。
東京まで新幹線でビュン!
途中ぬおっとあらわれた影、富士山でした。

東京の広尾にフランス大使館はあります。
落ち着いた街。
そして外国人とびっくりするくらいすれ違う。
ここは異国かい?と思ってしまうくらい。

受付からキャンパスフランスのセクションに行くまでに、いろいろチェックされます。
本人確認、予約確認、荷物検査など、セキュリティ厳しい。
大使館はモダンな建物で、現代アート美術館みたい。
順番に呼ばれて、スタッフと面接します。

聞かれたことは・・・
これまでの経歴
フランス語をはじめた理由
なぜフランスに行くのか
現地での行動予定
帰国後の展望
など

日本語での聴取のあと、フランス語で軽く質疑。
ぜんぶで10分ほどでしょうか。


お昼を食べて、午後はビザ申請。
ここで問題発生。
書類のコピーが足らないじゃない!と・・・
灼熱の道を走り近所のコンビニでコピー後、再トライ★
無事申請へと進み、指紋の登録と写真撮影。
ほっ。
申請料6,000円弱を支払い、終了。

書類は領事館のHPに、印刷して順番に提出するためのリストがあるそうです。
キャンパスフランスHPのリストのみチェックしていたので、びっくり。
来年の方は、ぜひそのリストに沿って準備してください!
いらぬ汗をかいたワ。。。



以下、参考に書いておきます
***申請手続きにかかった諸経費***
移動       30,000円
キャンパスフランス  20,000円
ビザ申請      5,700円

2010-08-22

読めます?

・興梠
・鍬方

上の漢字、読めますか?
どちらも名字です。
なんて珍しい!!

私は平平凡凡な名字なので、こうゆうのに憧れる。
珍しければ珍しいで、どんなふうに書くか説明するのはすごく大変だろうけど。

で、正解は・・・
・コオロギ さん
・クワガタ さん

ね、おもしろい。
きっとこどもに大人気。


・銀

これもまた素敵。
シロガネ さん。


漢字っておもしろい!の巻きでした。

2010-08-18

お盆


今年の夏はあついですねーーーーー!!!!
去年の今頃はまだフランスにいて、縦断の旅をしていました。
今日、その旅の途中知り合った友だちからはがきが届いて、ふと懐かしい気分に。
1年しか経ってないのに、うんと前の出来事な気がする。

旅といえば、お盆真っ最中に金沢へ行ってきました。
旅の目的は21世紀美術館、お寿司、和菓子、旅気分。
豪雨に降られながら、堪能。
地下鉄が走っていないので、バスでの移動。
通行止めになれば、みんな立ち往生。
ちょうど2日目によさこい祭りで歩行者天国になり、その影響、直撃!
帰りのサンダーバードに乗れないかと焦った。

21世紀美術館では、ナウシカのあの空飛ぶ乗り物が!!!
実際作ってしまうところがすごいです。
そして、地下でみた表具展。
昔からある幾何学的な障子や襖の模様がほんっとに素敵だった。
くすんだ色の組み合わせなのに、はっと目を引く。
ビビッドカラーにはない、日本のカラーの良さ。
無駄なものをそぎ落とした凛とした空気。
そこに光をあてる展示で、外国の方にも良さが伝わってるといいなと思った。

上の写真は、雨やどりがてら色付けさせてもらった起き上がりこぼし。
ひさしぶりに絵筆をとり、わくわく。
後ろ側の少しにやっと笑っているのが、私のこぼしです。
これはフランスにつれていこう。

2010-08-15

研修を終えて

3週間にわたった日本語教育講座がついに終わりました。
最終日の2日間、再び実習担当に。
あわわ、となってしまったりしつつも、なんとか乗り切りました。

改めて気付いたこと。
私はけっこう図太いのかもしれない・・・
教室の前に立つと、それまで不安だったり心配してたことがどこかに行ってしまう。
なんとかしないといけないな!⇒なんとかなるさ!!GO!と前向きに。
(そして終わったらまた、ああすればよかった、こうすればよかった、となる。)

私が留学していたとき、それまで聞いたことのない「なにか」がすごく気になった。
フランス人が、迷うときや話のふとした継ぎ目に漏らす「なにか」。
例えばbah~,ben,など。
え??なになに??ベンって人ですか?みたいな。。。

日本語だと会話に良く出てくるのは
ex:んっとー、じゃあ、それじゃあ、とりあえず、まぁね、っていうかetc...
まったく無意識に口から出ているこれらに、関西弁が入ったら、さらに混乱しそう!
日本語ってやわらかくて混ざりやすい正体のつかめないふしぎな言語!?
自由度は高いけれど、たくさんのルールにしばられている。

でもそれぞれの言葉に潜むニュアンスの違いや用途を考えることは、とても楽しかった。
実際知っていても使わない言葉だってたくさんある。
いろんなアンテナを立てて、意識して話して読んで書くことを心がけたい。

そして、日本語に興味を持っている現地のフランス人学生たちへ、
ここで学んだことを還元したい。

先生方をはじめ、一緒に頑張った現役大学生たちのみなさん、ありがとうございました★
大変だったけれど、とても充実した3週間でした!!

2010-08-08

見学と実習

日本語教授法講座も2週目が無事終わりました。
2週目は、ついに実習に突入!ということで・・・

私も外国人の生徒さんたちの前で、実習をさせてもらいました
が・・・見ているのと、実際やるのは想像以上に違いました・・・

ノート上で自分がたてた教案(ともよべないメモ書き)だと、もっとスムーズに進むはずが、
実際クラスの前に立つと、まさに机上のなんとやら。

クラスをひっぱって運営していく難しさよ・・・
予想外のことが起こりすぎる。
そして、それは即ち私の事前準備が甘いということ。

ひとつだけ自分を褒めてもいいのは声が通る点。
あとは・・・強引だったり、計画的じゃなかったり、反省多々。
毎日他の大学生たちの実習も見れるので、参考になる。

あと4日でこの講座も修了。
もう一度実習があるので、次は少しでも自分で納得のいくかたちにしたいです。

花火 2010

日本の夏といえば、花火。
淀川花火大会へ。

大学の仲間たちとの年中行事。
土手に座って、それぞれビールを唐揚げをやきそばを片手に鑑賞。
土手にはバッタがたくさんいて、広げたビニールシートの上をとんだり跳ねたり。
前夜の雨のせいか、涼しい風が吹いていた。

花火は見た目もいいけど、音もまたいいよねぇーとか
キンチョーの夏ってかんじだねぇとか
唐揚げ冷めてるわーとか
最後のフィナーレまで、もうとにかくゆるいかんじ。

私は大阪の大学に通っていたので、みんなで花火=淀川です。
神戸の花火と日程がかぶってて、正直迷うところだけれど。
混雑緩和のために同じ日に設定してるんでしょうか??
昔は違う日だった気がします。

今年も、観られてよかった。
花火職人に拍手!
そして、変わらない友情に乾杯★

2010-08-02

キャンパスフランス

さて、ここで問題です。
この日本文化教師、何ビザで渡仏するのでしょうか?

答:長期学生ビザ

というわけで、最近変わった学生ビザ取得の手続きについて。

*******************************************************************
①オンラインの応募フォームに必要事項を記入する
「教育機関の選択」のページに必要事項を記入する。留学の計画、希望する教育機関の選択を明記する。
 (この入力はフランス語か英語か選べます)

②CampusFrance手続きの利用料を振り込む
(支払いが済むと面接を受けることができます。費用は2万円です。)

③応募書類のコピーを用意する

④フランス語学力を証明する資格(TCF / TCF-DAP / DELF-DALF)を持っている場合には、証明書を用意する

⑤CampusFrance相談員との面接を予約する(オンライン予約)

⑥ビザ申請の準備をする
*******************************************************************

ざっとこんなかんじです。
ちなみに、私は今⑤の段階です。
2008年に留学した際は、関東圏内に在住でなければ代理をたてることができました。
が、なんせ指紋も登録するということ。こればっかりは本人が申請に行かないと!
というわけで、月末に上京します。


注:このキャンパスフランス、ちょーっと日本語がへんてこりんです。
慣れたら入力しやすいので、1ヶ月くらいかけて気長に攻略していくのがよろしいかと・・・★

2010-08-01

ニホンゴ

26日からはじまった、日本語教授法講座。
初級から中上級まで、ぜんぶで6クラスあり、兵庫県に暮らしている外国人が対象です。

初級のクラスは発話も活発で、とてもにぎやか。
中級にはいると、落ち着いた雰囲気で授業がすすむ。
みなさんそろって助詞が苦手のよう。

何の気なしに自分たちが使っている言葉を、”教える”という難しさ。
そして日本語はなんて語彙が多いんだ・・・。
同じ意味でも少しのニュアンスの違いで言葉を使い分けている。

大事なのは、この日本語を使っていたらまず間違いない!ことから教えること。
だそうです。
何を説明して、何をあえて説明しないか。
だそうです。

先生方の教え方も多種多様。
でも、共通しているのはものすごいアツイ情熱を持って学習者と向き合っているところ。
毎日、闘ってはります!!

私はというと、ニホンゴの洞窟に迷い込んだような気分です。
でも、言葉と向き合うのってやっぱり楽しいなぁと思っています。
毎秒、毎分、学ぶことだらけ。

学んだことをフランスでちゃんと還元しなければ!!!!

2010-07-24

空かられもん

今日で事前研修が終わった。
月曜日から、本格的に日本語教授法の実践講座がはじまる。

灼熱でゆだること間違いなし!
知識の洪水で意識がぶっとぶことも請け合い!
さぁさぁ、気合いです★

でも事前研修だけでも、日本語のおもしろさが見えてくる。
ニュアンスの微妙な違いをどうやって説明する?って聞かれて
え、どうなんだろ??

とりあえず と まず はどう違うのか。
「とりあえずビールください!」
「まずはビールください!」

話し言葉と書き言葉の硬さの違いとか。

自分の国のことばを、もっと深く広く知るためにも
しっかりと自分の目で耳で、吸収したいです。

2010-07-19

事前研修 その2

土曜日、事前研修その2

まったく何も知らない言語を一から教わることを体験。
わたしのチームはネパール語だった。
日本語一切なしで、身ぶり手ぶり雰囲気からシチュエーションを判断。
自己紹介、これは○○です、など。
ほんとにネパール人なのかと思ってた。ら、日本人だった。
アジアから東欧にかけて、このひとは何人だ、という判断はきっと話す言葉とか服装が基準になってくる。
すっかりだまされてしまった!笑

でも、五感を研ぎ澄まして、ことばの音やリズムをつかもうと必死になるかんじ・・・
野性的にぶわっと神経が高ぶる感覚・・・
ひさしぶりですごく楽しかった!
これぞまさに外国語を習得する醍醐味。

梅雨もあけて、いよいよ夏本番。
空がとてもきれい。

2010-07-11

事前研修 その1

昨日は日本語教授法講座の事前研修でした。
クラス分けテストを受けに来た外国人への案内と、採点業務。

テスト内容は、記号で答える問題、助詞、漢字の読み、活用、文章題など...
当たり前のことだけれど、日本語って日本でしか使えない。
何が彼らを日本語に向かわせるんだろう。
日本の文化?
国際結婚したから?
あるいは仕事のため?
漢字が読めて、文章題(国語のような問題)もさらっと解ける外国人もいる。
ただただ、すごいなー!と感心。
私たちにとってのアルファベットとはやっぱり違うと思うから。

先生のおひとりが、この講座を 『伝説の3週間、灘の灼熱地獄』 と名付けていらした。
講座は7月末から始まるんですが、暑さとの戦いになりそう!!

それまでは、未知の世界でぱんぱんの教科書との戦いです。
他の受講生たちは、それぞれ大学で日本語教育を学んでいる大学生たち。
(みんなすごいしっかりしてます★)

はじめてのことだらけですが、がんばります!!

2010-06-29

RENOIR と LEMPICKA

最近観た絵画展について。

■レンピッカ展 @兵庫県立美術館

はじめて名前を知りました。
思わずハッと見入ってしまう布の質感。肌の質感。
光沢があるんだな、つやっとしてるんだな、というのが何の説明もなしに見てとれる。
夕方に行ったせいかほとんどひともいなくて、思う存分好きなだけ、じぃっと眺められた。
ポスターになった絵と、ほんものは、本当に違う。
色も質感も鮮やかさも、ぜんぜん違う。
名前を知らなくても、ぜひ自分の目でみて感じてほしいです。
そしてレンピッカ自身もとても美しい。
いろんな写真家に、まるで女優を撮るように写真を撮らせたらしい。


■ルノワール展 @国立国際美術館

まず一言目には、ひとの多さ。
なんでこんなにどこから集まるのーー??
入口ですでに20分待ち。
ルノワールのやさしい光に、定番の心地よさを感じるも・・・
絵に近づけずストレス・ストレス!
もっとゆっくり観たかった、てゆうのが一番の感想でした。
残念。

2010-06-27

はじまりはじまり

Bonjour!

はじめまして。
2010年秋より、兵庫県からフランスに派遣されることになりました。
日本文化教師として、いざセーヌ・エ・マルヌ県へ。

これからはじまる準備のこと、兵庫県のこと、フランスのことなどを記録していきます。
どうぞよろしくおねがいします!


【日本文化教師とは?】

日本文化教師の3つの役割
①セーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社に研修生として業務に従事し、兵庫県及び日本との交流促進のための助言・支援を行う。(週2日程度)
②セーヌ・エ・マルヌ県下の学校で日本語や日本文化を教え、またその補助を行う。(週2日程度)
③マルヌ・ラ・ヴァレ大学で専門分野の研究を行う。(週1日程度)